医療事故で女児寝たきり=市立医療センター、チューブ誤挿入-大阪

大阪市は14日、市立総合医療センターで昨年9月、心臓手術後の生後2カ月の女児に対し、気管に入れるべきチューブを誤って食道に入れ、女児が約30分間心肺停止となる事故があったと発表した。女児は現在も寝たきりの状態で、低酸素性脳症で身体障害が残る可能性があるという。

センターによると、女児には生まれつきの心臓病があり、昨年9月19日に手術を受けた。容体が回復してきたため、同22日、担当の男性医師2人が、気管に空気を送るためのチューブを外した。しかし、血中の酸素濃度が低く、再度チューブを差し込もうとした際、誤って食道に入った。
女児が心肺停止状態になり、医師が人工心肺装置を付けようと胸を切開し、ミスに気付いたという。(2018/02/14-13:40)

出典:JIJI.COM

医療ミス 10倍のモルヒネ投与の女性死亡 茨城

水戸市の水戸済生会総合病院で、拡張型心筋症の手術を受けた茨城県内の女性患者(69)が10倍の量の痛み止め薬を投与され、その後死亡していたことが28日、病院への取材で分かった。病院は医療ミスと認めて遺族に謝罪し、調査委員会を設置して調べる方針。

病院によると、女性は9月1日に入院し、14日に手術を受けた。看護師がその際、痛み止めの塩酸モルヒネを2・5ミリグラム投与するはずが、10倍の25ミリグラム投与したという。女性は意識不明の重体となり、26日に呼吸不全で死亡した。【加藤栄】

出典:毎日新聞

医療事故 薬誤投与で80代女性患者死亡 青森市民病院

青森市民病院(青森市勝田1)は26日、20代の女性看護師が、入院していた80代の女性患者に別の患者の薬を誤って服用させる医療事故があったと発表した。女性患者は20日後に心不全で死亡した。看護師が投薬に関する院内マニュアルにある患者の名前の確認を怠り、低血圧症の女性患者に血圧を下げる薬を飲ませたという。

投薬ミスと死亡との因果関係について病院は「誤投薬が症状の悪化を招いた。(死亡の)主たる要因の一つ」と説明した。

病院によると、女性患者はうっ血性心不全や慢性腎不全などのため入院していた。9月24日、看護師から高血圧患者の薬を誤って手渡され、服薬後に血圧低下など症状が悪化。10月14日に死亡した。各患者の薬が入った容器にはそれぞれの名前が記されているが、看護師は確認していなかった。

遠藤正章院長は「患者やご遺族にご迷惑をおかけしてしまい申し訳ない」と謝罪した。【岩崎歩】

出典:毎日新聞

手術後死亡、慰謝料支払い 岡崎市民病院、医療過誤訴訟で

愛知県岡崎市は23日、直腸が肛門から出る「直腸脱」の手術を市民病院で受け、翌日に死亡した同市の60代女性に対し、事前に同意を得ていたのとは別の方法で手術したとして、遺族に慰謝料など約2400万円を支払う方針を明らかにした。

市によると、女性は平成28年1月、約10センチの直腸脱が見つかり、体外に出た部分を切らずに戻す手術法に同意し、3月に手術を受けた。しかし手術中に出ている部分が約20センチあることが分かり、担当した医師らは機械で切除する方法に変更。その際、来院していた家族らの許可を得なかったという。

女性は手術後に腹痛を訴え、翌日未明に死亡。死因は腸に空いた穴から便が入ったことによる腹膜炎で、切除部の縫合が不十分だったとみられる。

記者会見した木村次郎院長は「手術に明らかなミスはなかったが、術後に検査していれば異常に気付いたかもしれない」と述べた。

出典:産経WEST

豊橋市民病院 医療ミスで914万円支払いへ

愛知県の豊橋市民病院は27日、狭心症の男性患者(当時65歳)を2011年12月に手術した際に、医療器具の一部であるワイヤ(直径0.36ミリ)を誤って切断し、先端約5センチを冠動脈内に残すミスを犯し、男性が転院先で4日後に急性心筋梗塞(こうそく)のため死亡したと発表した。病院は、ミスが死亡につながった可能性があるとして、遺族2人に損害賠償金計約914万円を支払うことで合意したという。

病院によると、患者は豊橋市内の無職男性。手術は、冠動脈内の病巣まで医療用ドリルをワイヤで運び、病巣を切削するもの。事前にワイヤを抜かずドリルを操作し、ワイヤを切ってしまった。別の病院に回収手術を依頼し、男性を転院させたが、手術できないまま死亡した。

遺族2人が17年7月、名古屋簡裁に調停を申し立て、双方の代理人が協議していた。

病院の黒釜直樹事務局長は「二度と同様の事故を起こさぬよう、安全な医療に取り組む」として、謝罪した。市は、賠償に関わる議案を12月4日開会の市議会に提出する。【石塚誠】

出典:毎日新聞

医療事故調査制度 活用進まず 報告48件、東北低調

医療法に基づく医療事故調査制度の活用が進んでいない。制度が義務付けている「患者の予期せぬ死亡や死産」が起きた際の第三者機関への報告件数が、当初想定の半数以下にとどまり低調だ。制度の未活用は遺族から真相究明の機会を奪いかねず、医療機関の姿勢と患者側への周知が大きな課題となっている。(報道部・横山勲)

国指定の第三者機関である日本医療安全調査機構(東京)によると、制度が始まった2015年10月~今年11月末の事故報告は全国で計824件で、当初想定の年間1300~2000件を大きく下回る。東北6県では計48件にとどまる。
制度は、機構への届け出と院内調査、遺族と機構への調査結果の報告を義務付ける。調査には弁護士や大学教授ら外部の専門委員が原則として参加し、医師への聞き取りやカルテの確認などで事故原因を分析。遺族が調査結果に不服なら機構に再調査を依頼できる。
ただ、調査対象にするかどうかは事故が起きた医療機関の管理者(院長)の判断に委ねられる。医療機関側が患者の死亡を「予期できた」とみなして調査に入らなかったり、制度を遺族に説明すらしなかったりするケースが目立つという。
機構の医療事故調査・支援センターの担当者は「医療機関側は訴訟リスクや風評を気にして制度活用に消極的だ。院内調査が文化として根付くには時間がかかる」と話す。
制度は昨年6月、届け出がない事故の相談を遺族から受け付けた機構が事故の起きた医療機関に確認する仕組みに見直された。しかし制度の存在が患者側に浸透しておらず、改善は道半ばの状態だ。
医療訴訟で患者側代理人を担う弁護士らでつくる仙台医療問題研究会が毎年実施している無料電話相談会では、医療機関の説明に納得できない場合に対処方法が分からず戸惑う遺族が多いという。
研究会の事務局長を務める十河弘弁護士(仙台弁護士会)は「制度の本来の目的は予期しない死亡事故の再発防止だ。法的責任が問われる事態になっても医療機関側の真相究明への覚悟や姿勢を示すことで、遺族や他の患者からの信頼獲得につながるはずだ」と指摘する。

出典:河北新報

手術で後遺症女性 7千万円支払いで病院側と和解

神戸市立医療センター西市民病院(神戸市長田区)で手術を受け、高次脳機能障害を負ったとして、同市兵庫区の40代女性が慰謝料など約8800万円の損害賠償を求めた訴訟が9日までに、神戸地裁で和解した。同病院を運営する地方独立行政法人「神戸市民病院機構」(同市中央区)が女性に7千万円を支払う。

和解は昨年12月25日付。同機構や主治医らが「医療事故の発生について遺憾の意を表明する」といった内容も盛り込まれた。

訴状によると、女性は2012年8月、同病院で胸腔鏡による腫瘍の摘出手術を受けた際、医師が血管を損傷したため大量に出血。低酸素脳症となり、知的低下や記憶障害などを負った。女性は15年3月に提訴し、「医師が注意を怠って血管を損傷させた。大量の出血を止血し、輸血などをする体制を整えてもいなかった」などと主張していた。

同病院は取材に対し、「今後も再発防止に努めていきたい」としている。

出典:神戸新聞NEXT

吹田徳洲会病院 輸血ミス2件、10月から相次ぐ

吹田徳洲会病院(大阪府吹田市)は29日、誤った血液型で輸血するミスが10月以降、2件発生していたと明らかにした。うち1件で患者は3日後に死亡。同病院は「輸血ミスと死亡の因果関係はない」としている。

同病院によると、10月17日に大動脈解離で心肺停止状態の血液B型の60代女性に手術をした際、看護師が誤ってA型の血液280ミリリットルを輸血した。女性は同20日に多臓器不全で死亡した。ただ、異型輸血に伴って赤血球が壊れる「溶血」と呼ばれる副作用が起きておらず、死亡との因果関係はないと判断した。

12月5日には、O型の入院患者の40代男性に対し、別の看護師がA型の血液を輸血。すぐに気づいて取り外し、輸血量は10ミリリットル未満だった。健康への影響はないという。

いずれも看護師の確認が不十分だったのが原因。病院は本人や家族に謝罪し、確認を徹底するよう院内マニュアルを改めた。【大久保昂】

出典:毎日新聞

ガーゼが体内に 44年後見つかる 名大病院、女性に謝罪

名古屋大付属病院(名古屋市昭和区)は20日、愛知県在住の80代女性を2014年に手術した際、体内からガーゼのような物が見つかったと発表した。1970年に同病院で手術した時に取り残した可能性が高いという。女性は長年、腹痛などを訴えており、病院側は「異物が体内にあったことと無関係ではない」と説明し、本人と家族に謝罪した。

同病院によると、70年は不妊症対策の手術で、産婦人科が担当した。その後、骨盤内腫瘍が見つかり、14年4月に直腸の一部を切除する手術を受けた。切除した腫瘤(しゅりゅう)を病理検査したところ、一部にガーゼに似た異物があった。【山田一晶】

出典:毎日新聞

患者体内にスポンジ、埼玉県立がんセンターで医療ミス

埼玉県立がんセンター(同県伊奈町)は22日、肺がんの内視鏡手術を受けた患者3人について、術後に取り除く必要のある手術用スポンジを体内に放置するミスがあったと明らかにした。うち1人は手術で除去し、2人は対応を相談中。いずれも現時点で健康状態に問題はないという。

センターによると、スポンジは体液の吸収などに使われ、ポリウレタン製で縦横3~5センチ、厚さ1・5センチ。11月上~中旬、手術後のコンピューター断層撮影(CT)検査などで、女性(84)と男性(81)の体内に残っていることが相次いで発覚した。

肺がんの内視鏡手術でスポンジを使い始めた昨年7月以降の計47件で、エックス線画像などを点検したところ、2月に手術した女性(79)の体内からも見つかった。今後、肺以外の内視鏡手術でスポンジを使った500件以上についても確認する。

センターは医師や看護師の確認が不十分だったと説明。坂本裕彦病院長は「大変申し訳ない。このようなことがないよう力を注ぐ」と謝罪した。(共同)

出典:日刊スポーツ