埼玉県立小児医療センター(さいたま市中央区)で、急性リンパ性白血病の治療を受けていた患者複数人が、抗がん剤を髄液に投与する髄腔内注射を受けた後に神経症状を発症し、うち1人が死亡、2人が重体となっていたことが分かった。
センターの説明では、患者らは2025年1、3、10月にそれぞれ髄腔内注射を受け、1~4日後に手足のまひなどの神経症状が出て重篤化した。10月に注射を受けた男性患者はまひが全身に広がり人工呼吸が必要な状態となり、2026年2月6日に死亡した。
その後の調査で、重篤化した患者の髄液から、髄腔内注射では本来使用されず神経障害を起こしやすいとされる薬剤「ビンクリスチン」が検出された。同センターは2025年11月以降、抗がん剤の髄腔内注射を全面的に中止し、外部の医師を含む事故調査委員会を設置して原因究明を進めている。
出典:東京新聞デジタル










