京都大学医学部附属病院は2026年8月7日、同年7月末に実施した脳腫瘍摘出手術で誤った部位を切除する医療事故があったと発表し、病院長が記者会見で謝罪した。
報道によると、患者はめまいなどを訴え、小脳と脳幹の近くにある「小脳橋角部」に約3センチの良性腫瘍が見つかり、開頭手術を受けた。執刀した40代の男性医師は術中の病理検査で「腫瘍ではない」との結果が2回示されたにもかかわらず、腫瘍の端の組織と思い込んで手術を続けたとされる。結果として腫瘍は摘出されず、隣接する脳幹などが大きく損傷した。
術後、麻酔からの覚醒不良や自発呼吸の停止が確認され、脳幹に呼吸中枢が集まっていることから、患者は現在も人工呼吸器を使用し、手足を動かせない状態が続いているという。病院は外部有識者を含む事故調査委員会を設置し、原因究明と再発防止策の策定を進めるとしている。
出典:時事通信










